· 

企業は病気に寛容ではない!病気になりSEを続けれなくなった体験談

 

私は会社員としてSEを何年か続けてましたが、

 大病をしてから会社から一線を退くことになりました。

 入院が長引き、退院できたはいいものの、その後も通院の闘病が続き

 病院も総合病院に行ってたので、総合病院がやってる時間帯、平日16時くらいまで(そのあと薬局ですごく待たされる)これに通うのがメインの仕事になりました。

 

もともと正社員で働いていたのですが、結婚して転居で退職し、

病気の時には派遣契約でITの技術支援をしていたので、席を残してもらえる状態ではありませんでした。

 

あんなに体調悪い時も仕事がんばってたのに、

大きい企業に派遣で入ってたのも関係しているのかわかりませんが、

一瞬で契約を切られました。

 女性SEとしてひとつの部署を任され、会議など忙しい毎日から一変、

病室で一人時間を過ごす日々になりました。

 

こんな形で今まで積み上げたものが崩れるとはいたたまれなかったですが

その時は病気が治れば、また元の状態に戻れると思ってました。

 

でも、違いました。

病気によっては早く復帰できることもありますが、

私がなった病気はそんな甘くはなかったです。

 

命にかかわる病気で、生きていることも奇跡的なことなのですから。

同じ病気でも、その後どう後遺症がでるかで違ってきて、

中には再入院して最悪の場合、亡くなられる方もいます。

私は再入院することはありませんでしたが、後遺症に何年も悩まされ、

体力的に復帰してきても、どこまで仕事できるのかよくわからなくなっていて、

病気に寛容な会社があるとは思えず、面接で病気のことを言うのもためらってしまいました。

 

おない年のみんなが自分のできないことをしているのを見るジレンマ、

この治療にたえれば戻れると思っていたのにその末にはいろんなものを失った自分がいました。

 

まあ、そもそも病気の後遺症で免疫が弱ってたので

会社にずっと生き残ろうとしても、風邪やウイルスをうつされまくって

再入院してたかもしれませんが。

 

しかも、していた仕事はサーバー管理、ユーザサポートだったので

会社に通勤してなんぼの職種でした。

 

接客も込みの仕事なので、免疫が弱いと人と接することもためらってしまいます。

闘病で体力も落ち、会社でやっていけるか、求められることがこなせるかということに自信がなくなりました。

人と接することにわりと自信を持ってたので、接客の仕事もためらうようになることは

武器を取られてしまった感覚になりました。

 

 

病気には、治る病気とずっとつきあってく病気があります。

治らない病気になると、そんなに働けなくなるのでしょうか?

 

日本の企業は古い体質で完璧を求められるところがあります。

ストレス社会で病気のリスクが増え、これから平均寿命が伸び高齢者人口が増える中、

そんなスーパーマンばかり求める求人ばかりで日本の企業の未来はあるのでしょうか?

 

この記事を書いたのは