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ミュージシャンが解説!東京2020オリンピック競技大会開会式・閉会式レビュー

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コロナ禍で行われた東京オリンピック。

ミュージシャンとしでは、コロナ禍や緊急事態宣言、オリンピックの代償で自分たちのライブが中止に追い込まれ、自分の好きなアーティストのライブも見に行けなくなり、オリンピックに否定的な気持ちがありました。

でも、開始されるとすっかりオリンピックムードに引き込まれてしまいました。

そして、毎回気になるオリンピック開会式と閉会式の演出や起用される曲。そこからブームが巻き起こったり、その曲が流行ったり影響は大きいです。

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1964東京大会を想起するなつかしさを感じさせる曲の起用

起用されていた曲はこちら(*パフォーマンスのみ、BGMの曲目はありません。)

 

開会式

イマジン以外は君が代や国歌などセレモニーを意識した曲中心。ジャズピアニストの上原ひろみさんの演奏曲名はわかりませんでした。。。選手入場のBGMにゲーム音楽が起用されていて話題になりました。

閉会式


〇オリンピックマーチ

〇君が代 

パフォーマー・・・宝塚歌劇団

〇上を向いて歩こう 坂本九

パフォーマー・・・東京スカパラダイスオーケストラ・故坂本九の音声

〇東京スカパラダイスオーケストラ

Paradise Has No Border・歓喜の歌・紅蓮華etc

DJ松永ソロパフォーマンス

〇愛の讃歌 エディット・ピアフ

パフォーマー・・・milet

〇東京音頭

〇星めぐりのうた 作詞作曲 宮沢賢治

〇月の光

開会式はセレモニーの曲が多く曲選びのセンスは目立ちませんでした。閉会式のラインナップや演出を見ると、1964東京大会への敬意が表されていました。戦後復興の最中に開催されたことは簡単ではなかったでしょうから、敬意はやはり大切ですね。あと東日本大震災の復興の願いを込められた曲の起用もありました。最近の曲というよりもなつかしい曲のリバイバルが目立ってたと思います。

坂本九の声を再現!

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この曲は東京1964パラリンピック入場曲でも起用されていた曲だそうです。故坂本九さんの実際の声を流し、東京スカパラダイスオーケストラが演奏していました。

miletが「愛の讃歌」をカバー

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最近名が知れてきたmiletは自分の曲を歌わずに「愛の讃歌」をカバーしました。愛の讃歌は1950年のフランスの曲で、日本の大御所シンガーたちにたくさんカバーされている重厚感のある名曲で、この曲を歌い上げる度量の若手女性シンガーがでてきたんだなと思いました。

 

ただ、残念だったのは歌いだしのアカペラ部分は日本語だったのに、そのあとのスカパラとの明るい曲調になった時に原曲のフランス語で歌ったのが残念な気がしました。カバーではあるけど、変に海外に歩みよってしまったというか。日本語でもたくさんカバーされている名曲なので、日本語で表現してほしかったです。

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無理にカリスマを出さず日本の良さをだせたと思う演出

オリンピックが始まる前に私はふと疑問に思いました。例えば、平昌オリンピック閉会式で韓国が誇るカルチャーK-POPからEXOがパフォーマンスしましたが、日本でこんなカリスマかつ流行を抑えた人いたかな???ジャニーズや女性アイドルグループでも出すのかな?とどうするか興味深かったです。

そしたら、変にカリスマを出すというより、1964東京大会の敬意として懐かしい名曲をリバイバルさせたり、日本文化の象徴のゲーム音楽や盆踊りなどを起用してました。物議をかもしたり、なにかと厳しい意見を言われていた開会式、閉会式ですが、筆者は好印象でした。どうよこれとカリスマを出して主張するより、海外の求める日本と1964東京大会世代が求めるなつかしさなどを表現して、まわりが求めるところ察知するのも日本人らしい表現だと思いました。

いかがでしたか?大変は状況の中開催され、開催の物議をかもしましたが、やはり自国開催はなかなか訪れないことなので、セレモニーとともに記憶に残したいものです。

 

ちなみに、今回筆者の出身地、東京で無事オリンピックが開催されて、自粛モードや反対など世論がざわつきましたが、出身地がこう彩られると筆者も感慨深いものです。東京出身として「東京」というタイトルで記事を書いております。目を通していただければ幸いです。下記リンクから飛べます。

この記事を書いたのは

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