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ミュージシャンが選ぶ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会CM曲・大会 起用曲5選

オリンピック、2020、2020東京大会曲、オリンピックテーマソング

毎回話題になるオリンピックテーマソング。今回は日本で開催されながらもコロナ禍という自粛ムードのせいか、テーマソングが少なく思いました。NHKが嵐のカイト、民放が桑田佳祐のSMILEでそれ以外は目立ったテーマソングがなかった印象です。

 

オリンピックというと過去にゆずの「栄光の架橋」やいきものがかりの「風が吹いている」などその後も名曲と語り継がれる曲が多く話題性を呼ぶので少し寂しい気もします。

 

新しい曲というよりリバイバルが目立った

テーマソングが少なかったので、CMの起用曲や大会の会場で流されている曲にも注目してみました。そこで感じたのが新しい曲というよりリバイバルが目立ったということです。今大会は、オリンピック反対の世論の影響で、トヨタなどオリンピックCMを流さないスポンサー企業がありました。コロナ前に発表されていたオリンピックの企業CMはありますが、コロナ以降は数が減ったのかもしれません。

使用曲に注目すると、日本生命のCMでゆずの「栄光の架橋」が使われていたり、三井住友生命のCMのダフトパンクの「ONE MORE TIME」は、2000年にリリーズされて以来、日本でもCMや番組テーマソングなど多数起用されていて、なつかしいと感じる人も多いと思います。

テーマソング以外でオリンピックをテーマにしたCMソング、大会中に流れていた曲やセレモニーで起用されて良かった曲を選んでみました。筆者は趣味でミュージシャンをしており、独自の感性で選びました。私の音楽の経歴がのったプロフィールは下記リンクからとべます。

ONE MORE TIME ー ダフト・パンク

三井住友銀行CM曲

先ほど紹介したように2000年にリリースされて以来、日本でもCMや番組テーマソングなど多数起用されていて、日本人に知名度が高い曲です。レトロがブームになってる中なつかしい曲を起用したのかなという印象です。タイトルの「ONE MORE TIMEという言葉がスポーツの世界にピッタリですね。この曲はオリンピックCMだけでなく、オリンピックの試合会場でも流れてました。

This is Me ー Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble

アサヒスーパードライCM起用曲

この曲はアサヒスーパードライでオリンピックCM前から起用していた曲です。2017年にリリースされた映画「グレイテスト・ショーマン」の挿入歌です。日本でも大ヒットして馴染みのある曲です。ポシティブな歌詞がオリンピックにぴったりです。

上を向いて歩こう ー 坂本九

この曲は東京2020オリンピック競技大会の閉会式で演奏されました。東京スカパラダイスオーケストラの演奏にあわせて、故坂本九の実際の声が流されていました。1964年東京大会の閉会式でも使用されていてこれこそリバイバルという感じでなつかしい日本の雰囲気があります。

東京 ~ NTTドコモ Style'20 (feat. 5lack)

NTT ドコモCM曲

この曲はリバイバルではなく、2020大会を意識して開催地の東京を舞台に作られたCM起用曲。筆者が少しひいきしたい曲です。筆者はJヒップホップについて否定的な気持ちがありましたが、この曲は今の等身大の若者の東京への観点が投影されている感じで好印象でした。「東京」というシンプルなタイトルで作品をつくる時にとても悩む部分があると思います。東京はどこか昭和感のあるなつかしい雰囲気があり、そういう作風になりやすいイメージですが、今の時代の若者感が投影されていて、次世代の東京感を表現していると思います。

What a wonderful world

Louis Armstrong

こちらはパラリンピック閉会式の曲から。聖火が消えるエンディングに起用された曲です。私はこの曲を選んだのがすごいと思いました。数ある名曲の中でこの曲を選んだのに感心しました。この曲とパラリンピアンの姿があれば十分。豪華演出はいらないと思います。

 

この場に選曲がマッチしすぎて、余計な説明がいらないというか。障害をかかえて歌えなくなり独自の発声法で歌う「ROGUE」のボーカル・奥野敦士さんの歌唱もよかったです。筆者もボイストレーニング経験があり、簡単には歌えるものではないんだろうなと想像しますが、その歌い方が逆に日本人にいないような個性を出していると思います。

いかがでしたか?スポーツ中に聴くにもぴったりな曲のラインナップです。

ちなみに、今回筆者の出身地、東京で無事オリンピックが開催されて、自粛モードや反対など世論がざわつきましたが、出身地がこう彩られると筆者も感慨深いものです。東京出身として「東京」というタイトルで記事を書いております。目を通していただければ幸いです。下記リンクから飛べます。

この記事をかいたのは

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